【仕事・充実】ボディビル=サラリーマンが幸福を得る手段【自由・自己コントロール感】

どきお

サラリーマンをしていると、会社都合でコントロールできないこともある。自分自身をコントロールできない。そんな無力感から解放されるためにボディビルを始めましょう。

この記事で分かること
  • 日々の満足感が低いサラリーマンが幸福感を得る方法
  • 満足感が低い原因
  • 満足感を上げるための方法
  • サラリーマンが幸福感を得る具体的な手段
  • ボディビルのもたらす幸福感以外の波及効果
目次

人生の幸福感とは

10代の時は勉強や部活に打ち込み突っ走ってきた。20代になったらがむしゃらに仕事をして突っ走って来た。30台を過ぎて仕事も板につき、家族も出来て人生に落ち着きが出来始めてきた。そんなときにふと「仕事もある、家族もいる、収入も生きていくのに困らないほどにはある。決して不幸なわけではないけれど、ただ何か物足りない」あなたもこんな悩みを抱えていませんか?

特にサラリーマンとして働いてきて色々と社会や会社の仕組みを理解し始め、人生の先が見えた感覚になるとこのような思考に陥りがちです。では、なぜこのように幸福感を感じることが出来なくなってしまうのでしょうか?

豊かな時代の落とし穴

現代ははっきり言って今までの人類史で最も物質的に豊かな時代です。特に現代日本に生活していれば飢饉が起きて食事に困ったり餓死することはまずなく、少なくとも生きていくのに最低限の食事を確保することは容易でしょう。また、スマホを一人一台持っていてyoutube、netflix、SNSなど好きな時に好きなエンターテイメントを得ることが出来ます。移動も新幹線を利用すれば東京-大阪間を3時間で移動することが出来ます。

もし300年前であれば殿様であっても今の庶民より質素な食事でしょうしバリエーションも少ないでしょう。エンターテイメントも限られており、移動に至っては籠に揺られて2~3週間かけなければ東京-大阪間の移動も出来ません。新幹線のシートのように快適なシートではなく、揺れも大きいしエアコンもありません。こう考えると如何に現代日本人が歴史的に見ても物質的に豊かであるということは疑いようのない事実でしょう。

過去の日本人からすれば、これらの物質的な豊かさを手に入れた現代日本人はさぞ幸せなのだろうと思うでしょうが、現代に生きる我々にとってこの予想はいかがでしょうか?残念ながら胸を張って幸福ですとは言えないのが現状です。過去の人間と比較することは出来ませんが、相対的に過去の人類より幸せかを測るすべはありませんが、面白い研究結果に原始的な生活をしているマサイ族と世界有数の大富豪の幸福度にそれほど差がなかった。というものがあります。これこそが物質的な豊かさと幸福にそれほど相関がないということが分かります。

自分自身への無力感が幸福を奪う

それでは一体何故これほどまでに豊かな私たちが幸福度を感じることが出来ないのでしょうか?それは現代日本人はある問題を抱えているからです。それは自分自身を何者かによってコントロールされており、無力感を感じているという問題です。

無力感というと、”俺は何もできないんだ!”というようなかなりネガティブな感じに受け取られるかもしれませんが、もうすこしマイルドな感覚で“自分はこうしたいんだけど、色々あって出来ないんだよなぁ”くらいの感覚です。

SNSによって常に連絡を取り合ったり、仕事に時間を拘束されたり、受験勉強や学校生活などを窮屈に感じる人もいるでしょう。周囲の人のいうことを聞いて自分の気持ちを押し殺してしまうこともあるでしょう。このように、人間は物質的な豊かさにかかわらず無力感により幸福を感じにくくなってしまうのです。

サラリーマンは無力感を感じやすい

このように無力感があると幸福を感じにくくなってしまうわけですが、とりわけ現代日本を生きるサラリーマンは自分でコントロール出来ないこと、そして拘束されるものが多く、幸福感を得にくくなっていると感じます。私自身の経験を通してもサラリーマンが無力感を感じるシーンはたくさんあると思います。

仕事の裁量・コントロール感

私もサラリーマンであり、この自分の仕事のコントロール感が少ないというのが私にとって最も幸福感を奪っていると感じたものです。仕事は毎日8時間は最低限費やすものですので、その仕事にコントロール感がないとどうしても自己コントロール感が得にくいのではないでしょうか。

仕事にコントロール感がないという状況は、具体例として自分の仕事の方向性ややりたいことを会社の方針、上司の意向などにより本来やりたい形で出来ないというものです。有体に言えば”やらされている感”です。やりたくもないレベル上げをしろと言われてやらされていればゲームも楽しくないというのと同じような感覚です。

もちろん社会人である以上、サラリーマンでなくても自分のやりたくないことを仕事上ある程度やらなければいけない状況というのは発生します。

ただ企業勤めのサラリーマンの場合、これに加えて自分では本来はこうした方がいいと思うやり方があり、それを論理的に説明できたとしても会社の方針や、現場を把握していないお偉方の思い付きなどで、別のやり方を強制される/やらなくてもよい無駄な仕事をさせられるといった事態が発生します。

それに加えてその方法で成果が上がらなかった場合においても担当の責任にされるというような状況が発生したりもします。これはフリーランスや経営者にはない感覚です。彼らは自分の判断で仕事を行いますし、そしてその結果も自分自身の責任を負います。

これは一例ですがこのようにサラリーマンは仕事中に自分自身をコントロール出来ている感覚というのを非常に感じにくい環境にあると思います。もちろんサラリーマンであるメリットもありますのでサラリーマン自体を否定しているわけではありませんが、自分自身や現在の状況をコントロール出来ている実感という観点から見るとサラリーマンは幸福を感じにくい職業と言えるでしょう。

それ以外にも時間的、精神的な拘束が更にあなたの状況をコントロール出来ている実感を下げてしまっているかもしれません。

時間的拘束

サラリーマンである以上時間的な拘束はやむをえませんが、実際に文字にしてみるとかなりの拘束時間です。

まずシンプルに仕事+通勤時間で最低でも8時間、大体10時間程度は拘束されます。週5日勤務であれば1週間で50時間拘束されるわけです。最低でもこの平日この程度強制的に仕事に時間を費やさざるを得ません。

他にも家族が出来れば、平日に加えて休日も買い出しや家族と過ごす時間を割く必要があり、更に自分の時間は無くなっていきます。家族と過ごす時間はもちろん大事でこれ自体も幸福なものですが、自己コントロール感という観点から見ると何者かによって我慢させられているとも取れます。

このように時間を自分がコントロール下にないという感覚が幸福感を下げてしまいます。

精神的拘束

精神的な拘束とは、実際に作業をするわけではないのに精神が仕事に割かれてしまっている状態です。

最近ではスマホの発達やリモート、モバイルPC環境など24時間ありとあらゆる場面で仕事をすることが可能です。つまりいつ何時でも仕事可能な状況にいることで常に片隅に仕事がちらついています。休日ふとした瞬間に”来週の月曜日あれやらなあかんな”と思い出すだけで幸せな気持ちが遠のくのは皆さん経験があると思います。

また、仕事に関する人間関係の悩みなども仕事時間以外に考えがちです。本来プライベートな時間であるにもかかわらず仕事関係に精神力を奪われてしまっている状態です。加えてこの仕事関係の人間関係はプライベートと違い自分の意志でコントロール出来ないため、「どうしようもない」となりなおさら自己コントロール感は下がってしまいます。

時間的な拘束のみならず、精神的にも拘束されている状況が発生しています。

コントロール出来ている実感が少ない

このように物質的に豊かな時代に生まれ、戦争や飢餓とも縁がない環境に加え、日々生きていくのに十分な収入の仕事もあり家族もいる、といった客観的な事実だけを見ればとても幸福に見える現代のサラリーマンが、何故幸福感が少ないかという点はあなたも理解できたと思います。

それは自分の人生をコントロール出来ている実感が少ないといった点に起因しています。実際にコントロール出来ているかどうかではなく”コントロール出来ている実感”が有るか無いかというのが非常に重要なポイントです。

幸福を得るための自己コントロール感

では幸福感を得るためにはどのようにすればよいのでしょうか?その一つが上述の無力感の反対である自分自身をコントロール出来ている実感です。以後この感覚を自己コントロール感と呼びます。自己コントロール感とは”自分で物事を決められる、自分で現状を変化させられるという感覚”を持つことです。大事なのは実際の状況とは関係なくこのような感覚を持っているかどうかという点です。

この感覚を持つことで幸福感やモチベーションを得ることが出来るようになります。この感覚を理解するのに分かりやすい例として”ゲーム”を考えてみましょう。

ゲームをするときには強い敵を倒すためにレベリングやスキルアップの為に何時間もそれこそ人によっては何百時間も費やします。しかしその行為はお金がもらえるわけでもなく、またはっきりって現実の生活ではほとんど役に立たない知識や技術です。

このように書くとお金をもらってでもこんなことやろうとは思いませんが、実際にはやってしまうのです。これはゲームでは自分自身でゲーム内の状況をコントロールできるように感じるからです。本当は製作者の意図した通りに動いているだけかもしれませんが、自分自身がコントロール出来ている感覚があるので楽しいのです。

特にキャラクターを自分自身の意思で操作し、その結果ゲーム内で世界が変わったり、キャラクターが成長するなどのフィードバック受け実際にコントロール出来た実感になるわけです。

ゲームをする人には共感してもらえたと思います。このゲームのようなコントロール感があなた自身の現実にあれば人生も同じように楽しくなると思いませんか?

自己コントロール感を得るために

ゲームをヒントに自己コントロール感を得る方法を考えてみましょう。

例えば今の状態では倒せない強敵のボスに遭遇しました、その時どうしますか?「まずはレベリングをしてレベル○○まで上げて、スキルを取得して、装備を整えよう。ボスと実際に戦うときはこのような戦術で戦おう」と計画を立てますよね。そして計画を進めるうちに実際にそのレベルに達します。そのうちスキルも習得して装備も整っていきます。そして最後についにあなたはボスを倒すのです。

このような一連の流れに自己コントロール感を高めるヒントがあります。それは”自分で計画を立てる”“小さな達成感がポイントポイントで細かく得られる”、”目標は現状でちょっと難しいレベル”の3つです。

まず最初の二つについてですが、自分で考えて自分で目標を立てて行動する、そしてその行動についてレベルアップやスキル習得など細かくフィードバックを得ていくことで自分で建てた計画を遂行できている実感を得ることが出来ます。

もし誰かに言われてレベル○○まで上げろ、とだけ目的も分からず言われてただ作業するだけならはっきり言って面白くもないですし、自分で状況をコントロールしている感覚もないでしょう。

また、このレベリング作業に実際に得られている経験値が分からなかったり、レベルアップしたかどうかわからなかったり、もしくはレベルが全然上がらなかったりすると自己コントロール感はないでしょう。このように計画を自分で建ててその結果をフィードバックしてもらうことが自己コントロール感を得るためには必要なのです。

現状ではちょっと難しいレベルについてですが、自分自身で計画して成果がフィードバックされても、その内容が楽勝なものでは自己コントロール感は得られません。ドラクエでレベル最高にしてスライム100匹倒すという目標を立てそれを達成したとしても何も楽しくないのと同じです。

一方で難易度が高すぎてもフィードバックが得られず楽しくないでしょう。格ゲー初心者が格ゲーを買ってオンライン対戦したら何もできずボコられてつまらなくなるのと同じです。目標にはちょっと頑張れば届くというような丁度いい挑戦レベルが必要なのです。

以上をまとめると自己コントロール感を得るためには以下の3つが必要です。

  • 自分自身で計画を立てて行動する
  • 行動の結果を細かくフィードバックを受けて積み重ねる
  • 計画の目標は現状の自分自身ではやや難しいレベルにする

ボディビルは究極の自己コントロール

では自己コントロール感を得るための具体的な手法は何があるでしょうか?

結論から言うとボディビルです。”いやいや飛躍しすぎでしょ”という声が聞こえてきますが、先ほどの自己コントロール感を得るために必要な要素一つ一つと紐づけて何故ボディビルが自己コントロール感を高める手法であるかを説明していきます。

自分で決めた目標で自由を得る

まず、自分自身で計画を立てて行動するという点についてですが、ボディビルの大会に出場するためには最低でも1年間の長期的な目標を立てる必要があります。もし今が春なら次の年の夏の大会出場が恐らく最短での出場でしょう。

そしてボディビル大会に出場するためにはいくつかのステップがあります。具体的には①トレーニングを始める、②筋肥大をする、③除脂肪をする、④大会に向けた準備を行う、の4ステップになります。これらのステップを自分自身で計画し行動していく必要があります。これらは誰に言われてやるものでなく、自分の意思で計画していくものになります。

いまこのブログを見ているあなたは恐らく自分自身の意思でここにたどり着き、そしてボディビルへの道を踏み出そうとしています。これも紛れもなくあなた自身で考えて行動した結果です。そしてこのブログにたどり着いたあなたは次のトレーニングを始めるステップへ足を踏み出すのです。この時点で紛れもなく自分自身で計画を立てて行動していると言えるでしょう。

身体の変化は自己コントロール感を高める

また行動の結果を細かくフィードバック受けるという点についても、筋肥大や除脂肪ほど文字通り目に見えるフィードバックはありません。筋トレを行うと少なくとも3種類のフィードバックをほぼ常時受けることになります。

一つは挙上重量、回数です。これはトレーニングの筋力の伸びを数値として実感することが出来ます。

二つ目は体重です。筋肥大すれば体重が増え、除脂肪すれば体重が減ります。この変化も体重計を通して具体的な数値としてフィードバックされます。

三つめは見た目の変化です。これはもうそのままですが、トレーンニングを継続すれば見た目が明らかに変わります。細かった腕が明らかに太くなり、薄かった胸が分厚くなり、そしてぶよぶよのおなかが引き締まった腹筋になるというような目に見える変化がフィードバックされます。

これらのフィードバックは一日一日鏡を見たり、トレーニングをしたり、体重計に乗ったりすることでかなり細かくフィードバックされます。また重量が伸び悩んでも見た目に変化が出たり、逆に見た目に変化がなくても重量が伸びたりすることで何かしらの成長を細かく実感することが出来ます

このフィードバックにより自己コントロール感が高まり、ボディビルも楽しくなっていくのです。

目標はやや難しいレベルに設定するという点についても、少なくとも一般的なサラリーマンにとってボディビル挑戦は簡単な目標ではないでしょう。一方で難易度が高すぎないか?という懸念もあるかもしれませんが、問題ありません。

以下の記事にある通り、「時間を作りトレーニングを行う」この一歩さえ踏み出してしまえば案外出来てしまうものです。私自身も共働きのサラリーマンとして、そして3児の父としてボディビルに挑戦し続けています。確かに簡単ではありませんが、決して不可能ではありません。サラリーマンでもボディビルの大会出場は挑戦可能なレベルであると自信を持って言えます。

成果は自分の努力次第

自己コントロール感を得るために必要な結果のフィードバックとして、自分自身で考えて計画した行動の結果というのが重要なポイントと言いましたが、特に自分の行動の因果関係として結果が出たと感じることが非常に重要です。ボディビルはその点においてとても優秀です。

例えば小学校の体育のサッカーで勝ちたいと思って試合に臨んだときに、自分は下手くそでボールにほとんど触れず触っても奪われてばかりで足を引っ張てしまった、にもかかわらずクラスのエースが大活躍して試合自体には勝った。というような場合に、目標に対して結果自体は達成していますが、自己コントロール感は高まらないでしょう。

何故なら状況をコントロールしているのはクラスのエースで自分では何もしていないように感じるからです。

一方でボディビルの大会に出るためにはトレーニングや食事の管理を行う必要があります。これは自分自身でしかできないことであり、その結果も自分自身の身体にフィードバックされるのでボディビルは行動と結果の因果関係が完全に自分の中で完結しコントロール下におかれます。

このようにして自分自身の行動の結果が自分の身体の変化を生むという感覚が自己コントロール感を高めていく上で重要なのです。

大会に出場すれば達成感

そしてこのブログの最終目標でもあるボディビルの大会出場は、最終的に大きな達成感を生みます。「大会で入賞とかでなく、出場だけで達成感があるの?」と思われるかもしれませんが、出場だけで物凄い達成感を得ることが出来ます。

何故なら大会に出場するためには様々なハードルをクリアして臨む必要があるからです。ボディビルはエントリーしてその日が来て自動的に出場できるようなものではありません。何か月もかけて筋肥大して、何か月もかけて除脂肪して、日焼けやポージング練習をしてetc.といった努力の結果が大会出場なのです。

始めはどれくらい食べてトレーニングしたらいいか分からない中色々調べて試してみる。うまく筋肥大が進んでも次は除脂肪の為に食事とトレーニングを調査して、日焼けサロンなんか行ったことないので使い方も分からない、色んな新しい経験を経て結果として大会に出れる身体になり、そして最終的にはステージに立つ。

このステップを実際に踏んでみてください。ステージに立てたという事実だけで達成感を得られるでしょう。更に加えてステージングの気持ちよさを感じることで「やってきてよかった」という感覚を得ることが出来ると思います。

上述の話は私自身の経験でもあり、大会出場までたどり着いた人皆が感じた感覚だと信じています。ここまでくれば自分自身の身体の変化や生活の管理を含め自分自身をコントロール出来ている実感はかなりのものになります。というか自分の身体に関してコントロール出来ないことはほとんどないなという感覚になるでしょう。

サラリーマンとボディビルの親和性

この自己コントロール感を得るための素晴らしい手法の一つボディビルとサラリーマンは一見結びつくように見えませんが、実はこの二つには高い親和性があります

これは私自身の実体験によるものですが、やってみると意外になるほどいい感じにかみ合っているなという感覚がありました。

頭の疲労と体の疲労

これは、サラリーマンと他の何かしらのスポーツをやっている方なら共感されると思いますが、主にデスクワークで仕事をした1日の疲れは何もしないでいるよりも、何かしら運動をすると逆に疲れが取れるという現象です。ボディビルを始めて筋トレを行うことでこの効果を得ることが出来ます。

頭を使った神経の疲れを感じても、身体を動かすことで体は疲労するものの神経の疲れが取れる感覚です。仕事中の色々な悩みを抱えていても、ジムに行ってトレーニング終わった後はなんかさっぱりして「そんな悩みもあったなぁ」というような感覚になることです。

この頭の疲労を取ることで毎日の仕事のパフォーマンスアップにもつながるでしょう。

身体のエネルギーを筋トレに全集中

筋トレは身体を動かす仕事の方が向いていると考える人は多いですが、実は仕事で身体を動かさない人の方がボディビル的には向いています。

なぜなら身体のエネルギーをほとんど100%トレーニングにつぎ込むことが出来るからです。仕事で身体を動かす人は必ず仕事に100%のエネルギーのうち何%は仕事につぎ込見ざるを得ません。そうなると、一日のトレーニングに充てられるエネルギーはどうしても少なくなってしまいます。

仕事前にトレーニングをしてへとへとになれば仕事のパフォーマンスは落ちますし、逆に仕事で身体を使った後にトレーニングをすればトレーニングのパフォーマンスが落ちてしまいます。

しかし、仕事がデスクワークであれば一日の身体のエネルギーを100%トレーニングに充てることが出来ます。これによりトレーニングの質が高まり、より筋肥大が可能になるのです。

また有酸素と筋トレの両方を行う場合よりも、筋トレのみの方が筋肥大効果は高まりますのでそういった面でも身体をトレーニング以外で動かさないのはメリットがあります。

どうでしょうか?意外にもデスクワークとボディビルは親和性が高いのです。

制限があるほど解放時に幸せを感じる

人間は楽しいことも際限なくできてしまうとすぐ飽きてしまうものですが、それを制限されることで逆に楽しみが続くのです。

どういうことかというと、「1日ゲームは1時間」と言われると(ちょっと古いですが)、その1時間に最大の集中力をもって全力でゲームに挑むことが出来るということです。

私は小学校低学年の頃にゲームの時間を週に1回1時間と制限されていましたが、その1時間を何とか無駄にしないようにとても集中してゲームをしていました。そして次のゲームが出来る時間までに攻略法などを準備したりして楽しみにその時間を待っていました。

その1時間はとても楽しかったですし、その1時間を待っている時間も楽しかったです。これは無制限に出来ていたらそれほど楽しめなかったことでしょう。

あなたもこれと似たような体験があるのではないでしょうか?部活であったり、趣味であったり、スポーツであったり、心当たりがあるはずです。

これをサラリーマンとボディビルに当てはめてみると、サラリーマンとして忙しく働きながら作り出した時間でやるボディビルというのは同様に楽しく取り組めるでしょう。今日はあれをやろうかな、今度はこれを試そうかな、などやりたいことを色々考えながら待つ時間も楽しいものです。

これはボディビル一本集中したり、ジムのトレーナーや、筋トレyoutuberのように仕事の延長でボディビルをやっている感覚の人たちには味わえない感覚です。

仕事の疲れを筋トレで解消する。余った身体のエネルギーを筋トレで消費する。いつも一生懸命仕事を頑張っているからボディビルも楽しくなる。こういった仕事・ボディビル双方に+αとなる高い親和性がサラリーマンとボディビルにはあるのです。

波及効果

サラリーマンがボディビルに挑戦することで幸福感を得られるということは理解してもらえたでしょう。ここではそれに加えて更にボディビルがあなたに与えてくれるメリットについて解説していきます。

健康

これは言うまでもないでしょうが、デスクワークのサラリーマンは運動を意識して行わない限りほぼ運動不足です。運動不足が及ぼす健康への悪影響は皆さんの知るところですが、それ以外にも筋トレによってもたらされる健康効果はいくつもあります。

代表的な効果として体脂肪率の減少や、インスリン抵抗性を緩和することで血糖値が下がることが知られています。肥満や高い血糖値は万病のもとであり、老化の原因ともいわれておりこれらをまとめて解決できるのがボディビルです。ただ筋トレするだけでも効果が高い上に、コンテストコンディションを目指して体脂肪を落とすことで余計な体脂肪を減らし健康を増進します。(コンテスト直前の体脂肪率は逆に不健康なレベルですが、1か月程度の一時的なものです)

もう一つ意外と知られていないことですが、筋肉量の増大によって死亡率が低下します。最近では筋肉が多いと優位に死亡率が低くなることが分かっています。他にも筋肉量の増大によって免疫力の増大など筋肉があるだけで健康に生きていけるのです。

また精神面でも運動によるストレス発散効果はとても有効です。ストレス発散効果についてはごちゃごちゃ書かなくても実際にやってみれば簡単に体感できると思います。運動して汗をかいてシャワーを浴びたらめっちゃ気持ちいいですよね?それです。

アンチエイジング

アンチエイジング効果というのは健康でも書きましたが筋トレにより老化の原因を取り除くことが出来ます。体の面でもそうですし、そもそも筋肉量を維持することで関節への負担を減らしたり、そもそも活発な活動を可能にしたりできます。

また運動によりBDNFという脳の神経栄養因子というものが発現し、神経系の維持や強化に役立つことが分かっています。要は脳のネットワークも強化されるということです。これにより身体のみならず、脳みそも若さを保つことが出来ます。

脳が老化すると、意欲減退がおき益々動かなくなることで更に筋力の低下につながる悪循環が生まれてしまいますが、筋トレを行えば、これらの老化をダブルで防ぎ、年齢を重ねても若い人と変わらず健康にアクティブに過ごすことが可能になるでしょう。

挑戦へのワクワク感

これは精神面の話ですが、人間新たなことに挑戦することでドーパミンという快楽物質が発生します。この記事を見ているあなたはこれからボディビルに挑戦するわけですから、まさに新たな挑戦へと踏み出そうとしています。ここまで記事を読んでいる時点ですでに挑戦に向けてドーパミンが放出されています。

もう「ボディビルってなんだろう」「挑戦といっても難しいかな?」という思考から、「どうやったらできるだろうか」「明日から筋トレしよう」という思考に変化しているものと思います。

今トレーニングをしていない人、運動をしていない人は、運動習慣がある人よりも、更にこれらの新しいことへの挑戦に向けてドーパミンが放出されるでしょう。あなたは運がいい、こんなに健康的で挑戦的な新しい趣味にここで出会ってしまったのだから。

私自身もボディビルと出会い新たな挑戦に向けて久しぶりにワクワクしました。

私は日本の年功序列的な会社に勤務していますが、挑戦的な仕事の枠に対して人が多く、年齢が高い人から割り当てられるため自分の意志では挑戦できるかどうかはわかりません。そのような都合で同じような仕事を繰り返していくうちに仕事に対して挑戦的なワクワク感は失せていってしまいした。まさに自己コントロール感を失っていたと言えるでしょう。

また結婚して子供が生まれ育児と仕事の両立をしようと思うと、時間の都合上どうしても仕事一本に全てをかけられる人たちよりも仕事にかけられる時間も少なくなってしまいます。そうした中で挑戦的な仕事が出来るのか?そもそも本当にそれがやりたいのか?といった悩みも抱えていました

そんな中ボディビルに出会い、大会出場を目指す中で自分自身をコントロールしている感覚をつかみました。これにより今は仕事や育児とどのようにバランスを取っていくのかを考え、自分なりに考えた人生の組み立て方を実行することで、ボディビル同様仕事に対しても自分なりの制約の中で楽しむというスタンスを見つけることが出来ました。

私は仕事に対して閉塞的な感情を持っていましたが、ボディビルという新しい挑戦を行うことにより、仕事に対する閉塞間や子育てとの両立に対する悩みなども同時に解消できていったと感じます。

同じような悩みを抱えているあなたも新しい挑戦を行うことにより、今の状況を打開して出来ることを願っています。更にそれがボディビルであるのならばこのブログでその手法を公開していきますので参考になれば幸いです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。本日の内容は以下の通りです。

  • 現代社会は物質的に豊かになったが幸福になったかどうかは分からない
  • 幸福感を感じるためには自己コントロール感が必要
  • 現代サラリーマンは自己コントロール感を感じにくい環境にある
  • ボディビルは自己コントロール感を得る最良の方法の一つ
  • サラリーマンはボディビルと相性がいい
  • サラリーマンはボディビルに挑戦し幸福感を得るべし

いかがだったでしょうか?日々のなんだか物足りない感じであったり、仕事や子育てに追われ自分の時間や状況を自分でコントロール出来ていないと感じる人は、ボディビルに挑戦することでこれらの閉塞感を打破できることが分かったと思います。

私はボディビルがその最良の薬だと信じていますが、自己コントロール感を高めるためには何かに挑戦し、少しずつ進歩を感じて継続して続けていくことが大事です。迷ったらまずは行動として何か新しいものに挑戦しましょう。あなたが私と同じように幸福感を得られるようになることを切に願っています。

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この記事を書いた人

どきお どきお サラリーマンボディビルダー

\諦めるのはまだ早い!/
▼筋肉で健康と理想の身体を手に入れろ!
▼アラフォーの自分が実践するリアルな方法
▼30代から県クラス別ボディビル優勝経あり

引き締まった身体を取り戻したい
いつまでも元気に健康な生活を送りたい
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