大会前の日焼けをするときに、どれくらい前に始めればよいの?どれくらいの期間かけたらよいの?といった具体的な日焼けの計画について考えていきましょう。
- 大会前の日焼けにかけるべき期間
- 始めて日サロに行ったときにどれくらい焼けばいいのか
- 大会までに具体的にどれくらいの頻度で日焼けをするべきか
仕事をしながら日焼け戦略
ボディビルにおける日焼けの重要性については前の記事で紹介しました。おさらいすると、ステージ上の照明は思っているよりもかなり明るく日焼けをしていないと体が真っ白に見えてしまいます。
身体が白飛びしてしまうとせっかく脂肪を削って見せているカットが見えなくなってしまいます。そのためみんなしっかりと自分のコンディションを見せれるように肌を黒くしてステージに立っているのです。
その黒さはちょっと日焼けして黒いというレベルではなく、その辺にいたらちょっと異様なくらいの黒さのため日焼けもそれなりにする必要があります。
一方で平日昼間仕事をしているあなたは、外で肌を焼く機会はあまりないため実質的に日サロで焼くしかありません。この記事では日サロで肌を焼いていく際の具体的な大会までの計画について考えていきます。
想定する条件
具体的例を考える前に、イメージが沸きやすいように計画の前提条件を設定しておきます。
まず、狙いの大会は7月中旬くらいとします。また日焼けのしやすさは私レベルの人とします。私の日焼けのしやすさは特に焼けやすくも焼けにくくもないという感じです。また冬・春の間も日焼けする機会はなく全く素の状態から始めるものとします。
日焼けのしやすさは日光を浴びてすぐに黒くなる人と、日光を浴びて少し赤くなって黒くなる人と、赤くなるもののその後は白いままの人という3種類いると思いますが、私は真ん中レベルです。
日焼けのしやすさは個人の体質によりかなり左右されますので自分の体質に合わせて期間を調整してください。
前準備
日焼けを始める前にちょっとした準備をします。いきなり日焼けをする人もいますが、日焼け前に気を付けておくとちょっとだけプラスになる準備です。
剃毛
日焼け前に全身の毛を剃ってください。もちろん顔や頭を剃る必要はありませんが、ビルパンに隠れる範囲以外の部分は剃ってください。
何故なら毛が生えている場所は日焼けしないからです。すね毛や腋毛など毛が濃い部分はもちろんのこと、ももの毛などそれほど濃くなくても色が入りにくいです。日焼けムラをなくすためにも全身の毛を剃っておくことをお勧めします。
同じお金を払って日焼けの効果が薄いのはあなたももったいないと感じるでしょう?
初心者が陥りがちなミスで、私も言われるまで日焼けと剃毛の何が関係あるんだ?と思いましたが、意外と重要です。特に毛が濃い人であれば影響は小さくありません。
本筋とは外れますが、体毛は意味がないように見えて紫外線から身体を守ってくれていたことを実感しますよね。
近所の日サロを探す
次に近所の日サロを探してください。日サロを探すときのポイントは、家or職場から近い、金額が安いの二つです。
理由を一つずつ説明しますと、大会まで日サロには20回は行くことになると思います。このとき日サロが遠いと結構しんどいと思います。恐らくあなたも仕事の後に行って家に帰るというサイクルになると思いますので、なるべくアクセスが良い方がいいでしょう。
また、金額についても安い方が良いです。なぜなら日サロの値段と日焼けのしやすさは関係ないからです。値段が高い所が無駄に高いといっているわけではなく、値段が高い所はカウンセリングや、シャワー・アメニティなどのサービスが充実しています。
一方で我々はカウンセリングを受けるまでもなく、最大まで色を黒くするために何度も使うわけですからとにかく色が入ればよいのです。他は本質ではありません。通常の色黒の肌をキープしたいというような利用層とはやや頻度が異なるので値段の差がダイレクトに財布に響いてくるためより金額にはこだわるべきでしょう。
以上を踏まえて私のおすすめは自分の通っているジムの日サロを使うとThe Sun Loungeなどの安価な日サロを使うです。ジムの日サロであればどうせジムに行くので寄り道が最小限で済みます。また、The Sun Loungeを使えば通常の日サロの恐らく半額以下で利用できます。
最終的には2~4万程度は日焼けに必要になってきますので半額になればインパクトもそれなりに大きいです。
初回
体毛を剃って、日サロを決めたらまず行って焼いてみます。私の体質であれば7月中旬の大会に向けて5月の頭、GW明けくらいから身体を焼いていきます。
もしあなたに色白で日焼けしづらい自覚があるのであれば少し早めに一度行ってみるといいでしょう。一回目の目的は肌の強さの確認も兼ねているのでとりあえず行って試してみるのもよいかもしれません。
まず一回目に気を付けることは、長時間焼きすぎないことです。あなたが冬・春には日焼けしない人で、日サロ初心の場合まず10分だけ焼いてみてください。
10分焼いて次の日の朝に自分の身体を確認して、身体が赤くなっていないか?ヒリヒリした感覚はないか?などを確認してください。普通レベルの人であれば10分ではそれほどダメージは無いはずです。10分でダメージを感じる人はやや肌が弱い人かもしれません。その場合はこの後のステップももう少し慎重にすすめてください。
もしあなたの行っている日サロが、最低時間が30分までしかないといった場合でも取り合えずは10分焼いてマシンから出てください。20分もったいないと思うかもしれませんが、30分フルで焼いたら後悔します。
初回30分などの長時間で焼いてしまうと体は真っ赤になって肌が痛くて風呂に入れないと思います。特に、脇や股など普段日を浴びない部分は結構ダメージを引きずり次回の日焼けまでそれなりに時間を空ける必要性が出てきます。
まずは肌の強さの確認と下地作り始めていきます。
序盤
コンテスト前の序盤はまず下地作りを目的に身体を日サロに慣れさせていきます。この時期は週に2回程度の頻度で、一回の時間は20~30分くらいで進めていきます。
時間やマシンの強度はこのペースを守ると肌が常に赤い、痛いなど、ペースを守るのが辛いような強度にしないようにします。つまりダメージを次回に引きずらない程度の強度・時間とします。恐らく日サロのマシンでいえば弱~中の強度を選べばよいと思います。
大体2~3週間でこの序盤の下地作りはよいと思います。下地作りが終わるころにはこの時間・強度では次の日にほとんどダメージが残らない感じになると思います。
ここでサラリーマンに向けたtipsとして、顔を焼かないという手法を紹介します。仕事柄あまり顔を日焼けして黒くするのははばかられるという人もいると思います。そういった人は顔を覆うタオルをかけてマシンで焼いてください。
顔さえ焼けなければ普段の仕事中意外と日焼けしているかどうか分かりません。職種によってちょっと色が黒いと不真面目そうな悪い印象を与えてしまうといった懸念がある場合は、顔を焼かなければ日焼けはバレないとおぼえておいてください。
日焼けくらい大丈夫!という人もいるかもしれませんが、最終的には異様な黒さになります。思ったよりも会社で浮くくらい黒くなりますので、その辺を踏まえて考えてみてください。
中盤
5月の中旬になり身体が日焼けに慣れてきたら、本格的に色を入れていきます。ここからは週2~3回と頻度を少し増やしていくのと、マシンの強度を中程度のレベルで40分程度に挙げていきます。
中盤が一番長いのですが、体感ペースとしては、色が黒くなりつつ、赤くならない・痛みもヒリヒリ程度で週2~3回というバランスを保ちながら進めていきます。
この時期はどんどん色が黒くなっていく時期です色が黒くならない場合はもう少し強度を上げてみると良いでしょう。体の確認の為に一週間に一回写真を撮っていくとなんかすごい黒なってるなと思える時期です。
減量も進んでいる頃でしょうから、おぉなんかボディビルダーみたいになってきたなと感じると思います。
大会前
大会の2週間前からは、大会に向けた仕上げを行っていきます。ここまでで結構日焼けが進み、色は黒くなっていることでしょう。体も減量で引き締まり、冬にはパンツ一丁のおっさんのようなビルパン姿だったあなたも、引き締まって黒くなったことで、ビルパン姿もボディビルダーといった感じになっていることでしょう。
この2週間では一気に色を黒くするために、強度を最大限に挙げていきます。何故直前で一気に黒くするかというと、限界の黒さはすぐに色が抜けてしまうからです。早めに黒くしすぎると色が抜けてしまうので私の経験では2週間程度で最後の仕上げをすると丁度大会に合った色合いで臨めるという感覚です。
ここまでくるとだいぶ肌が日焼けに強くなってきているので、この時期は出来る限り最大の強度で2~3日に一回のペースで焼いていきます。私の場合では一日おきに最大強度のマシンで60分焼きます。
イメージとしては肌へのダメージが大きすぎて皮がむけることのないようなラインを狙っていきます。皮がむけると全てがパーになるためこれだけは絶対に避けるように勧めます。
ここまでやってくればだいぶダメージ感も分かってくると思いますので自分の感覚に従ってください。
また、大会前の注意点として、前日や当日等あまりにも直前にやらない方が良いでしょう。というのも、日焼けした直後はむくむからです。私の場合、結構日焼けでむくみやすいので2~3日は空けることにしています。日曜日が大会であれば水・木曜日に日焼けは終わらせるというイメージです。
コンテストシーズンの大会と大会の合間
コンテストをその年に何回か出場する場合、肌の黒さをキープする必要があります。その場合の方法を紹介します。
恐らく同じシーズンで複数コンテストを出るとしても長くて1ヶ月〜1ヶ月半くらいのスパンになるでしょう。
その間コンテスト直前のような日焼けを続けるのは肉体的にも財布の中身的にもきついでしょう。ある程度期間がある場合は、黒さをキープしつつまたコンテスト直前で黒くする方法を取りましょう。
具体的には週に1〜2回、最大強度のマシンで焼いていくというスタイルです。色のキープだけなら大体週に1回で充分です。色が抜けやすい人は2回でキープしましょう。
また次の大会が連続の週であったり2週間後等、間隔が短い場合は、大会直前の日焼けを続ければ良いと思います。
まとめ
大会前に失敗しない日焼けの方法実践編はいかがだったでしょうか?コンテスト前の日焼けは重要な要素ではあるものの、意外と情報が少ないと感じています。
この情報をもとにあなたがコンテストでバッチリ真っ黒になることができれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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