こんにちは、サラリーマンボディビルダーのDOKIOです。
仕事をしながらボディビルをしており、社会人とボディビルを両立するための情報を発信しています。この記事では自宅でダンベルでの筋トレに満足できなくなってきた人が、家をジムレベルの設備にレベルアップする方法を紹介します。
時短トレのために宅トレを始めたけど、ダンベル+ベンチのセットじゃ物足りないな…
上半身のトレーニングだけじゃなくて下半身のトレーニングも家でがっつりやりたいよ!
一歩上の筋トレ環境を構築するならオールインワンラックの導入がおすすめだよ!
社会人トレーニーは時間を如何にうまく使うかというのがポイントです。宅トレは筋トレ時間効率化にとても役に立ちますが、その内設備面で物足りなくなってきます。
そうなると家にパワーラックやオールインワンラックを導入しジム相当の環境を整えることが解決策になってきます。
このような大型の設備の導入はダンベル+ベンチのように気軽に導入できるものではありません。しっかり準備をしたうえで導入する必要があります。
この記事では私自身過去ダンベルでは満足できなくなりオールインワンラックを導入た時の経験をもとに、検討項目と注意点について説明します。
自宅での最強筋トレ環境
自宅における最強の筋トレ環境とはオールインワンラックとバーベル、ベンチを導入することです。
ダンベル+ベンチの環境には物足りなくり、更なる高レベルの筋トレを家で行うためにはパワーラックやオールインワンラックを導入することになります。
- パワーラックとバーベルがあればベンチプレスやスクワット等が自宅で出来る
- オールインワンラックは更にスミスマシンでのトレーニングやケーブルトレーニングが出来る
→つまりほとんどの筋トレが家で出来るようになる
オールインワンラックを自宅に導入することでほとんどジムと同環境の最強の筋トレ部屋が誕生します。
オールインワンラックとは
オールインワンラックとはパワーラック、スミスマシン、ケーブルマシンが一体になった複合マシンです。
これにベンチとバーベルセットを加えることで数多くのメニューが出来るようになります。
メリットは家がジムになることですが、注意すべき点として値段がそれなりにすることと、相当な重量物であるという点と占有スペースもかなり必要であるという点です。
この記事ではオールインワンラックを導入するために必要な物、計画しておくことを解説していきます。
揃える器具
オールインワンラックを導入する際は、トレーニングを行うためにオールインワンラック以外の器具もそろえる必要があります。
製品によってはセット販売されているものもありますので、セットの内容に含まれるかどうかを確認してください。
オールインワンラック本体
まずは本体のオールインワンラックを選びます。本体の確認事項として、重量・サイズそしてケーブルウェイトがウェイトスタック式かウェイト取り外し式かどうかです。
ウェイトスタック式はピンの抜き差しで重量が変えられるため取り外し式よりも使い勝手は良いですが値段が少し高くなる傾向になります。
本体サイズは家に導入する際にとても重要なポイントです。後述する配置図を作る際に必要になります。リンクのBoyLinkのオールインワンラックは奥行き方向が、最もコンパクトなオールインワンラックでおすすめです。
インクラインベンチ
ベンチ本体に含まれないことが多いため気を付けて下さい。オールインワンラックを導入しようとしている人は既にダンベル+ベンチの環境を持っている人が多いと思いますので、その場合は新たに購入する必要はありません。
ただし、今のベンチが安定性に欠けるものであれば、オールインワンラックを導入後は高重量を扱うシーンも増えると思いますので少し安定性の高いものに変えてみるのもいいかもしれません。
バーベルセット
抜けがちなのがバーベルセットです。特にオールインワンラック本体にはスミスマシンが付いていもウェイトがついていなーパターンも多く、ウェイトは別買いのパターンが多いです。
結局ウェイトを別買いするのであればバーベルも一緒に買うのが良いでしょう。
注意点としてバーベルセットにウェイトを止めるカラーが付属しているかどうかを確認して下さい。恐らくほとんどのセットにカラーが付いていると思います。
しかしカラーが付いていない場合そのまま使用するとトレーニング中にウェイトが滑り落ちる可能性があり非常に危険です。
オールインワンラック+ベンチ+バーベルセットのセット販売
ここまでは個別でそろえるベースで紹介してきましたが、セット販売があります。
セット販売の場合の方が割安なものが多いため、特別な理由がない限りはセット販売で買った方が圧倒的にお得です。
ただしセット販売にベンチが含まれる場合ベンチが重複する可能性があります。恐らくベンチ代を考慮してもお得なセットが多いと思いますが、セットに何が含まれるかは確認してください。
リンクのBodyLinkのセットは全部揃えて60万円を切る値段であり、おそらくケーブルがウェイトスタック式のオールインワンラック界では最安値です。
スペース的にもかなりオールインワンラック界で最省スペース製品です。自宅に置くなら一番のおすすめです。私もこれを使っています。
機能・価格・スペースのバランスを考えると最強のセット商品だと思うよ!
床保護用マット
オールインワンラックとバーベルのセットはかなりの重量物になります。床の表面を保護するためにマットを準備します。
ジム用のゴムマットには15mm、25mm、50mmの3種類がラインナップされています。
表面の保護であれば15mmで十分です。ウェイトの落とした時の振動や音を吸収するのであれば50mmがおすすめです。25mmは中途半端なのであまりお勧めしません。
私の家は50mmのマットで構築していますが、さすがにバーベルを落としたりすれば振動がすごいので床引きデッドやバーベルをドロップするようなトレーニングをする人はダンベルミット等を使った方が良いでしょう。
なお50mmは結構いい値段がする(2m×2mで5万円くらい)ので個人的には15mmでも十分だったかなとも思います。
配置計画
オールインワンラックはかなり大型の設備になります。買ったけど入らなかったでは済まないので、導入する部屋の間取りに設備が配置できるかどうかを確認します。
まず導入するラックのサイズを確認実際に配置してみると良いでしょう。私は仕事柄機械設計をしているのでCADでサクッと作りましたが、パワーポイントやらペイントソフトでも出来ないことはないです。
とにかく部屋を書いて設備をさっと書いてみると大体のアレンジは決まります。
配置の際に注意すること
配置を決める際に設備のサイズに加えて設備とのクリアランス(隙間)も考える必要があります。これを考えないといざ物は入ってもトレーニング出来ないとなりかねません。
ウェイト付け替えのクリアランス
まず一点目はバーベルのプレート付け替えクリアランスを確保することです。上図は実際のうちのアレンジメントですが部屋の左側が269mmの部分がクリアランスです。
プレートの付け替えにどんなに小さくても150mmは必要です。300mmあれば結構余裕があります。
オリンピックバーベル(いわゆる普通のバーベル)は長さが2,200mm(2.2m)もあり結構長いので気を付けてください。
ベンチと壁のクリアランス
これは結構盲点かもしれませんが、ベンチと壁が近すぎるとバーベル+ベンチ種目つまりベンチプレスの際に体が収まりません。
ラックの奥行き方向(紙面上下方向)には2,500mm程度は最低限必要になります。導入するラックによってはもっと必要かもしれません。大体ラックの奥行き+1,300mm程度確保しておけば問題ないかと思います。
上図の通りうちは2,150mmの部屋の幅に奥行1,200mmのラック(業界最薄)を導入していますが、まぁぎりぎりです。膝が壁につくくらいに位置でベンチプレスをしています。
私の身長が175cmですので大きい人なら入らないかもしれません。ラックの奥行き+1,000mm程度だとこんな感じです。
総合的に考えると最低限のラック配置スペースは2.5m×2.5mほど確保できれば十分トレーニング可能だよ!
耐荷重検討
オールインワンラックのセットはかなりの重量物になります。設置する部屋の耐荷重がラックのセットに耐えらえるかどうかを確認します。
この記事で紹介したBodyLinkのセットの場合、ラック+ベンチ+バーベルセットの合計で700kgにもなります。
建築基準法では家の床は180kg/m2が耐荷重です。これは部屋全体にこの耐荷重×面積の重量物を置けるということですので大体3m×3mのへやであれば180kg×9m2 =1620kgとなり理論上は可能です。
細かい話をすると面荷重か分布荷重か、置く位置によっても床に作用する力は変わるのでケースバイケースですが、大人が10人部屋に入って床が抜けることがないようにそこまで神経質にならなくてもよいかなとも思います。
個別の条件に付いてここでは説明できませんが、ざっくり鉄筋コンクリートのマンションならまず大丈夫でしょう。木造の古い建築物や、広い部屋の真ん中に置く等、床の強度が心配な人は大家さんや住宅メーカーと相談してください。
搬入経路の確認
配置が決まり、床の耐荷重も確認したらラックを玄関から目的の部屋まで運ぶ動線の確認をします。
オールインワンラック類は大型で重量物ですが家の中で重機を使うわけにはいかないので手で搬送する必要があります。
後述の組み立てを業者に頼むのであれば搬入も一緒にやってもらえると思いますが、それでも運べるルートがなければ運べません。
搬入路の確認ポイント
部品の最大梱包サイズ
物を運ぶためには物自体のサイズを知る必要があります。オールインワンラック自体はかなりの大物ですが実際に家に届く際は組み立て前の部品状態で届きます。
この部品の梱包サイズの中で最大のものが分かれば、それさえ運べれば理論上全ての部品を運ぶことが出来ます。
まずは納入業者に確認して梱包サイズを知りましょう。
扉の実際に通れる幅
扉の失敗でありがちなのが扉の枠の幅を測定していたものの、扉の取っ手や回転部分が引っかかってしまうというパターンです。
特にアパートの玄関室内側のポストが引っかかってというのはよくあるパターンです。
扉を開けたときに実際に通れる部分の幅をしっかりと確認しておきましょう。
曲がり角の通れる幅
これもありがちですが通路幅は十分なのに、曲がり角を通るときに長物が回り切れないというものです。
オールインワンラックの長物はバーベルで縦にすれば大概の場所を通れると思いますが、狭い曲がり角を通る必要がある場合キチンと調べた梱包サイズのものが通れるか確認しましょう。
搬入出来ない時のアイディア
とはいってもどうしても家の中を運べないという状況はあるかもしれません。もしくは家の中が傷がつくかもしれないので中を通したくないという人もいるかもしれません。
そんな時におすすめの搬入は窓から入れるです。マンションや賃貸アパートの人には使えませんが、一軒家の人はオールインワンラックを置くのは一階でしょうからその部屋の窓から入れることが出来ます。
窓から入れる場合家までの寄り付きは外なので部屋の中も汚す心配がないし、搬入経路が広くとれるパターンが多いため便利です。
また組み立て業者が家の関係ない所に入ってほしくない場合にも良いでしょう。
私も窓から搬入したけど業者の人も搬入しやすかったし、汚す心配がなくて良かったといっていたよ!
購入・配送日程調整
準備が整ったらオールインワンラックを注文します。結構大きな買い物のためソワソワしますが、家の中にジムが完成してそのジムでトレーニングする状況を想像するとワクワク感が止まらないでしょう。
ここまでくればあと少しであなたの夢がかないますが、もう少しやることがあります。
注文後普通にamazonで買った商品のように自動的に家に段ボールが届きません。というのもこのサイズの重量物の場合一般的な配送業者では対応できないため、専用の配送業者を使うか、もしくは組み立ても込みの業者の場合その業者が配送する必要があります。
受け取り時は再配送などは出来ないため、確実に家にいて立ち会う必要があります。平日半日ほど会社を休んで受け取る予定を空けるか、運よく休日に空いていれば休日に受け取りましょう。
家に届いた後、製品の組み立ての時間も考えて受け取りの予定は考えましょう。
組み立て
オールインワンラックは部品ごとの梱包で届くため家でラックを組み立てる必要があります。
組み立てには自分で組み立てるという選択肢と、業者に組み立て貰うという選択肢がありますがはっきり言って業者に組み立ててもらう一択だと思います。
まずオールインワンラックは一人で組み立てられるものではありません。業者でも二人以上で組み立てます。
そのためあなたに協力してくれる協力者がいない限りそもそも組み立ては出来ません。
仮に協力者が見つかった場合でもおすすめは出来ません。オールインワンラックは重量物であり危険であるという点と、パワーラックやベンチと違い複雑な構造をしているため単純に難しいです。
間違えたときに大きな手戻りがあったりした場合心が折れてしまうかもしれません。
はっきり言ってこんな事に時間を使うのであればトレーニングに時間を使うべきだと思いますし、そもそも組み立て代をけちるくらいなら買わない方が良いと思いますので組み立ては業者に頼みましょう。
業者であれば3~4時間適度で組み立ててくれるはずです。
おめでとう!ここまでくればあなたの家はもうジム同然だよ!毎日気が済むまでトレーニングが出来るよ!
まとめ
- 必要な器具を調べて決める(ラック・ベンチ・バーベルセット・ゴムマット)
- トレーニングやウェイトの付け替えのクリアランスを考えた配置計画を決める
- ハウスメーカーや大家さんに耐荷重の確認をする
- ものの梱包サイズを確認し搬入経路が十分か確認する
- 組み立ては業者に任せる
ついに我が家に最強の筋トレ部屋が完成した!これで誰の目も気にせずスーパーセットがやりたい放題だ!
オールインワンラックはかなり大きな買い物だけどそれに見合った効果はあるよ!特に時間がない社会人ボディビルダーにとっては必ず筋肥大の助けになるはず!
最強の筋トレ部屋で最強の自宅トレーニングを楽しんでね!
最強の筋トレ部屋の作り方はいかがだったでしょうか?家での筋トレのレベルを高めていった先にはオールインワンラックの導入がゴールになると思います。
この記事では実際に私がオールインワンラックを導入するにあたり気を付けた点、検討した点を中心にまとめました。
オールインワンラックを筋トレ部屋に導入すればほとんど思い通りのトレーニングが家で出来るようになります。これはトレーニーにとって家にディズニーランドが出来るようなものです。
この記事を読んであなたも最強の宅トレ民になれることを祈っています。今回の記事があなたの悩みに少しでも役に立てば私もうれしいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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