ダイエットに筋トレは必須!痩せるための筋トレ解説【効果を高める6つのポイント】

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  • ダイエット中に筋トレする必要ってある?
  • ダイエット効果を高めるための筋トレを教えて!
  • ダイエット中の筋トレメニューって何すればいい?

ダイエットを成功し、体形を維持するためには食事制限だけでなく筋トレも必要です。

筋トレをしないダイエットで体重を落としても、筋肉を失いリバウンドのリスクが高まります。筋肉が落ちれば痩せた後の体形も引き締まった体形になりません。

この記事ではダイエット中に筋トレすべき理由と、ダイエット効果を高めるための筋トレ方法を解説します。この記事を読めば、筋肉を残したまま健康的にダイエットを成功することが出来るでしょう。

私はボディビルの大会のために、毎年減量で筋肉落とさないダイエットを実施します。その時のポイントは筋肉を落とさないためのダイエット中の筋トレです。

ダイエット中の筋トレはダイエット効果そのものを高めるとともに、ダイエット後のリバウンド防止になります。ダイエットの目的は余分な脂肪を落とすことですので筋肉を残し脂肪を落としましょう。

目次

ダイエットに筋トレが必要な理由

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ダイエット中に筋トレをする理由は筋肉の維持、リバウンド防止と、ダイエット効果そのものを高めるためです。

  • 筋肉の維持
  • リバウンドの防止
  • 消費カロリーの確保
  • 脂肪燃焼効果

筋肉の維持

ダイエット中に筋肉を残すことは非常に重要です。筋肉を失えば筋トレの効果も下がり、体重を減らした後も見た目が悪くなるためです。

  • 代謝が下がることによるダイエット効果の減少
  • 体重減少後の見た目の悪化
  • 血行が悪くなり疲れやすくなる

食事制限のみのダイエットでは、どうしても筋肉を失う量が増えてしまいます。筋肉は消費エネルギーも多いため、ダイエット中は身体が真っ先に筋肉の合成を減らし、分解を増やすからです。

ダイエットによる筋肉の減少量

食事制限のみのダイエットでは落とした体重の3~5割は筋肉といわれています。5キロ痩せたときは1.5~2.5kgの筋肉を失うということです。

リバウンドの防止

ダイエット中の筋トレは筋肉を維持し、リバウンドを防止できます。リバウンドの原因は筋肉を失うことによる食欲の増進です。仮に食事制限のみでダイエットを成功させたとしても、食欲を我慢できずまた太ってしまいます。

リバウンドの仕組み

ダイエット中に筋肉を失った量に応じて食欲が増進することが分かっています。食欲の増進により、ダイエット後に食べすぎてしまうことがリバウンドの原因です。食欲の増進は筋肉がダイエット前の状態に戻るまで続くといわれています。筋肉の回復より脂肪の蓄積速度が上回れば、体重はダイエット前より増えてしまいます。筋肉の回復には筋トレが必要です。結局筋トレをせずに体形を維持することは難しいでしょう。

消費カロリーの確保

筋トレを行うことで消費カロリーが増え、ダイエット効果が高まります。筋トレには運動による消費カロリーだけでないカロリー消費があるためです。筋トレによる消費カロリーは以下のものがあります。

  • 運動そのものの消費カロリー
  • 筋肉の回復のために消費されるカロリー
  • タンパク質を摂取することによる消費カロリーの増加

筋トレそのものの消費カロリーは意外と高くなく、1時間全身を筋トレしたとしてもせいぜい100kcalそこそこです。しかし、筋肉を合成するために必要な消費カロリーと、タンパク質摂取量の増加による消費カロリーによって総消費カロリーは増加します。筋トレを1時間行えば、回復までの全ての消費カロリーを合計すると350kcal程度です。

タンパク質摂取による消費量の増加

食事を取るとその消化吸収にカロリーを消費します。これを食事誘発性熱産生(DIT:Diet-Induced Thermogenesis)と呼びます。タンパク質はDITが最も高い三大栄養素です。摂取したカロリーの3割程度が消化に使われるといわれています。

ダイエット中に筋肉を落とさないためにはタンパク質を体重×2.3g/1日程度摂取します。通常の食事からこのような高たんぱく質の食事へ変えることで何もせず消費カロリーが100kcal程度増えるのです。

カロリー制限ダイエットに必要なタンパク質量

内臓脂肪燃焼効果

筋トレを行うと特に内臓の脂肪が燃焼する効果があることが分かっています。筋トレによる成長ホルモンの増加などが原因ではないか?とのことです。

一方で食事制限だけのダイエットでは内臓脂肪が落ちにくいといわれています。筋トレをしないダイエットは、痩せてもポッコリお腹が残る可能性があり見た目が悪いです。

ダイエットと筋トレと見た目

筋肉を減らして体重が落ちても実際そんなに見た目は変わりません。しかし筋肉を残して脂肪を減らせば明らかに見た目が変わります。私の感覚ですが、ダイエットの見た目の変化=体脂肪量の変化です。特にお腹周りの変化というのは見た目に大きく影響します。筋トレは想像以上に痩せた見た目を作る効果が大きいです。

筋トレでダイエット効果を高めるための3つのポイント

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ダイエットのための筋トレは筋量を維持することにフォーカスします。トレーニングボリュームを高めて筋量を維持し、カロリー消費を最大化するためです。

筋力増強やパフォーマンスアップのために必要な、パワーを高めるトレーニングと同じではありません

  • トレーニングボリュームを高める
  • 重量を追わない
  • 全身を鍛える
筋力と筋量UP

筋力を高めるためには筋肉を大きくするだけではダメです。神経系を鍛えて脳からの信号を鍛える必要があります。神経系を鍛えるためには限界に近い負荷を体に与える必要があります。比較的細身の人でも力が強い人は神経系が強いのです。

トレーニングボリュームを高める

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筋量を維持するためにはトレーニングボリュームを高めることが最も重要になります。近年の研究でトレーニングボリュームが高い筋トレが最も筋肥大効果が高いと判明しているためです。トレーニングボリュームが高い筋トレは消費カロリーも高くダイエット効果も高まります。

トレーニングボリュームを高めるためには、重量を減らして回数を増やす方法が有効です。100kgのベンチプレスを1回挙げられる人は60kgを10回は余裕で上げられると思います。

この時のトレーニングボリュームは100×1回=100kgと60kg×10回=600kgとなり、60kg×10回の方が6倍も多くなります。

トレーニングボリューム理論

トレーニングボリューム理論は近年の筋肥大理論です。トレーニングボリューム理論では最大負荷の30%以上の重量であれば、重量×回数で筋肥大効果が決まります。ポイントは30%以上という比較的低強度でも筋肥大するという点です。

以前はサイズの原理という理論が主流でした。サイズの原理は最大負荷の80%程度の高重量を扱わなければ筋肉は大きくならないという理論です。トレーニングボリューム理論により、今では筋力アップと筋肥大は別のアプローチとして考えられています。

重量を追わない

ダイエット中の筋トレでは重量を追わないことが大切です。ダイエット中に高重量トレーニングをしても筋力が伸びにくく、トレーニングボリュームも減ってしまうからです。

ダイエットのような消費カロリー>摂取カロリーとなる状況では、筋力が伸びにくいことが分かっています。加えて高重量のトレーニングは関節の負担や筋肉への負担が大きくケガのリスクが高まります。

ダイエット中では扱える重量が減っていくのが普通です。重量を減らさず維持できれば問題ありません。もし、筋力が伸びてきても重量を上げるのではなく、回数を増やしていく方がダイエットには効果的です。

重量設定はトレーニングボリュームを高めるために、中重量の設定がオススメです。

高重量・中重量・低重量

私が使う高重量・中重量・低重量は以下のレベルをイメージしています。

  • 高重量:MAXの80~100%で1~8回挙げられる重さ
  • 中重量:MAXの60~70%で10~15回挙げられる重さ
  • 低重量:MAXの30~50%で20~30回挙げられる重さ
どきお

中重量の方が圧倒的にトレーニングボリュームを稼ぎやすい。特に初心者は、高重量で神経の疲労が強く、ケガのリスクも高い。

全身を鍛える

体中の筋肉を鍛えることで、消費カロリーを最大化しトレーニングボリュームを高めます。部分的な筋トレは1日に出来る回数が限られ、消費カロリーも少ないためです。

全身というのは大まかに分けて腕、肩、胸、背中、足の5部位を鍛えるということです。トレーニング種目を決めるときには、この5部位の筋トレを1つづつ行うようにするとバランスが良いでしょう。

注意点として、腕は胸・背中の種目でもきたえられるので個別に鍛えなくてもよいです。腕は消費カロリーもそれほど多くないのでダイエット効果も高くありません。

分割法と全身法

筋トレのメニューの組み方に分割法と全身法があります。世のボディビルダーは筋トレを行う際に、分割法を採用している人が多いです。分割法とは月曜日に足、火曜日に腕…といった具合に日によって鍛える部位を変える手法です。一方で全身法は1日に全ての部位を行う方法です。結論から言うと初心者は全身法が最適です。初心者は1日に1部位を何セットも出来ないですし、毎日の筋トレも出来ないためです。また近年の研究では全身法の方が筋肥大効果が高いという話もありますので、初心者が分割法を選ぶ理由はないでしょう。

筋トレで効果を出すために重要なこと3点

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筋トレは継続しなければ結果は出ません。食事や睡眠などの回復も結果のために重要な要素です。筋トレの成果を出していくために必要なことは以下の3点です。

  • 定期的に継続する
  • 食事・睡眠をしっかり取る
  • 追い込みすぎない

定期的に継続する

筋トレをする上で最も重要なことは定期的な継続です。どんなにハードなトレーニングを1回2回行ったところで効果は出ません。ゆるくても2ヵ月~3ヵ月続けられた方が効果があります。

ダイエット中の筋トレでは週に2回を目安に続けられる範囲でジムで筋トレを行えばよいでしょう。週に3回4回と行ってもよいですが、とばしすぎて失速しないよう注意してください。

筋トレを継続できない原因は、モチベーションの維持など心理的な要因とケガなどによる物理的な要因があります。筋トレの継続力を高めるためにはこれらの対策が必要です。

  • 家or職場から近いジムに通う
  • 無理をせずケガを予防する
  • パーソナルトレーニングを予約して行かざるを得ない状況をつくる

食事・睡眠を十分取る

筋トレの効果を出すためには食事・睡眠のでトレーニングのダメージを回復する必要があります。筋トレは身体へダメージを与える作業なので回復しないと効果はマイナスです。

睡眠不足は回復面のみならず、食欲を増進しダイエット失敗の原因にもなるため、絶対に避けましょう。

  • 睡眠時間を7~8時間確保する
  • タンパク質を体重1kgあたり2.3g/1日摂取する
  • 酒やたばこなど睡眠の質を落とすものを避ける
たばことケガと睡眠

私は若い頃、たばこを吸っていました。その時はケガに苦しんでいた記憶があります。原因は夜更かしやたばこによる睡眠の量・質の低下と考えています。一方でたばこをやめた現在、ケガはほとんどしません。睡眠の量・質ともに上がったからだと感じています。回復には睡眠が必要というのは当たり前の話ですが、疎かにしがちな部分でもあるので皆さん気を付けて下さい。ダイエット面でも睡眠不足は大きなマイナスになります。

追い込みすぎない

ダイエット中の筋トレは追い込みすぎないようにしてください。特にダイエット中はアンダーカロリー状態(消費>摂取カロリー)にあり、回復力が下がりケガをしやすくなっています。ケガをしてしまえば当然筋トレは継続できません。

筋トレ中の追い込みの程度については指標があります。あと一回上がるかどうかというところでやめてください。もう上がらない・潰れるまでやらないでください。

1セットの追い込みに関する話

筋トレはあと3回できるかどうかという回数まで追い込まないと効果が出ません。しかしもう上がらないぎりぎりまでやると、回復に時間がかかることが分かっています。

じゃああと3回のところでやめればいいじゃんという話ですが、そう簡単ではありません。筋トレ初心者は自分自身をもう上がらないところまで追い込めないからです。

初心者はあと一回上がるかどうかというところまで追い込んで、初めて本来のあと3回も出来ないレベルまで追い込めるという研究もあります。最後まで自分自身で挙げられる程度の追い込みを意識して、潰れても補助してもらうなど過度な追い込みをしないようにしましょう。

ダイエットのためには食事でのカロリー制限も必須

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筋トレだけでダイエットに必要な消費カロリーを確保することは難しいです。筋トレで消費するよりも、食事で摂取する方がはるかに簡単だからです。

  • 筋トレだけで消費カロリーを稼ぐには限界がある
  • 食事によるカロリー制限効果は高い

筋トレだけで消費カロリーを稼ぐには限界がある

筋トレの消費カロリーには限界があります。運動をするには時間も体力も必要なためです。

筋トレを1時間頑張って350kcal消費してもおにぎり2個食べれば簡単に相殺できます。おやつやジャンクフードを使えばもっと簡単にカロリーを取れるでしょう。しかし筋トレは2時間も3時間も体力的にやれません。

人間の体は残念なことに、”好き放題食べながら運動だけで痩せる”ということが出来ないようになっているのです。

人類の歴史は飢餓との戦いでした。食料は定期的に食べれるとは限らず、量も十分でなかったでしょう。そんな時代に、お腹いっぱいになっても運動でそれ以上消費してしまう体であれば生き残れません

どきお

筋トレはあくまで筋肉の維持とダイエットの補助と割り切り、ダイエットのメインは食事と考えるべし。

食事によるカロリー制限効果は高い

一方で食事によるカロリー制限ダイエットはとても効果が高いといえます。何故なら食べなければよいだけだからです。

毎食のご飯を100gずつ減らすと、3食で420kcalほど摂取カロリーを減らすことが出来ます。どんな運動でもこんなに簡単にカロリーを減らすことは出来ないでしょう。

いやそれが出来ないんだよ!という声が聞こえてきますが、もちろん対策はあります。食欲を抑えるテクニックを使えば食べる量を自然と抑えることが出来ます。

食欲抑えてダイエットを成功するための方法はこちらの記事

どきお

”なんでも”は食べれないけど、少ない食事で十分満足できるテクニックを紹介してるぞ!

ボディビルと食欲の話

ボディビルダーは厳しい我慢の生活をしていると思われているかもしれません。しかしそれは間違いです。実際には食欲を抑えるテクニックを駆使してなるべく我慢など意志に頼らない方法を使っています。大会前は明らかに体脂肪が少ない異常事態ですから、脳も必死にカロリーを取らせようとしてきます。これを我慢だけで乗り切るのは無理です。逆に言えばボディビルダーにはこのレベルまで体脂肪を落とせる食欲を抑えられるテクニックがあるということです。このテクニックは皆さんのダイエットにも効果があると思いませんか?私が皆さんにこっそり教えます。

健康的なダイエットをしたいなら筋トレは必須

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ダイエット中の筋トレは良い効果がたくさんあります。特に引き締まった身体を目指すなら必須です。

  • 筋肉を維持してリバウンドを防止する
  • 消費カロリーを高めてダイエットを促進する
  • 内臓脂肪を減らして痩せた後の見た目を良くする

筋トレのメニューはトレーニングボリュームを意識することで、効果を高めることが出来ます。

筋トレを自分で計画し、正しいフォームを習得するというのはなかなか難しいものです。パーソナルジムを利用してプロのトレーナーから指導を受けることで、技術を習得することが出来ます。

パーソナルジムではトレーナーがあなたに合わせたトレーニングメニューを組んでくれます。初心者でどう始めればいいか分からない人や、自分一人で考えられない人にもおすすめです。

短期間で確実に成果を出したい人は、パーソナルジムで指導を受けてください。

このサイトでは筋トレも含めた2ヵ月で5キロ痩せる方法の全てを解説しています。具体的な期間と目標がある人は記事を読んで実践してください。

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この記事を書いた人

どきお どきお サラリーマンボディビルダー

\諦めるのはまだ早い!/
▼筋肉で健康と理想の身体を手に入れろ!
▼アラフォーの自分が実践するリアルな方法
▼30代から県クラス別ボディビル優勝経あり

引き締まった身体を取り戻したい
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